塩煮干しのらーめん

イメージが湧かずに攻めあぐねいたところに、注文と違うらーめんが現れた。

なんだ君は。

あんだちみわってか?
そうですわたしが貴方が攻めあぐねいている塩煮干しらーめんです。

食べたかった限定を諦め、ネギたっぷりのらーめんを注文したはずなのに店主の、心意気で、私のために朝から出汁をとっていたというサッパリした見た目のあいつが目の前に。
嘘です。材料が届いたので試作作ったついでそうです。

じいっと見つめると透明のスープから潮の香りが香りがっ!
ズズッ。瞬間お口の中が海。

波いれろー波いれろーと迫ってきた店主のデザイン強要を言われるがままに体(デザイン)を預け、アタリで適当に入れてしまったデザインに、なぜもっと素直に従わなかったのだろうと、ガックリ膝をついたのであった。

波の味。波の味なんです。
みた目が超簡単なのに、ひとくち食べたら大きな海原が広がる、ドラマ何話入ってるのこのDVDディスク?のよう。
写真やデザインでこの味の深さを表現出来たら私のデザインは本物だと自信がつくのに、逆に無力感に苛まれている。伝えられるのか?この大海原。

麺。私は蕎麦もうどんも大好きだ。蕎麦のような香りを持ってうどんのようなモチモチしたフワフワの食感の麺は無いのか?と思っていたら、
あったんです。しお煮干しらーめんに入ってました。
小麦の香りたつモチモチ麺。

お肉はアッサリといか、……肉、どうでもいい。スープをひたすらすすっていたい。

スープ飲ませろ〜、スープ飲ませろ〜、スープ飲ませろ〜。気がついたら手をぐるぐるとまわし、変なおじさんが踊るごとく私が踊っていたのだった。

ということで波の絵を一生懸命描こうと思う、あまり伝わらないかもだけど。

もうあの人のせいでコッテリしょっぱいだけじゃダメな身体になってしまっているのね。

境内で食べる450円のパニーニとラテのセットの至福。
パニーニが外パリーの、
具の人参パリーの、
ミズナのニガ味ーのがお口の中でマリアージュで旨いーの。

もんまりさいておーる